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nothing is certain but ・・・【今年もいよいよ】 [フレーズ]

【今年もいよいよ】

"In this world nothing is certain but death and taxes."

今日は大晦日ですね。1年の最後を飾るのにふさわしい名言ではないかと・・・いや、「ふさわしい」はちょっと違うか・・・。
さて、今回は、アメリカ合衆国独立期の偉人、ベンジャミン・フランクリンの言葉です。一昨日、昔のメモをあさっていて見つけました。

ベンジャミン・フランクリンは、18世紀に出版、政治、科学など多方面で活躍した多才な人物で、米国建国の父の一人です。タコを使って雷が電気であることを証明した実験でも有名ですが、ほかにも、避雷針は作るわ、ストーブは改良するわ(フランクリン・ストーブと呼ばれる)、米国の独立宣言起草には関わるわ、公共図書館や消防団は設立するわ、八面六臂の大活躍。
そんなフランクリンですが、「リチャード・ソーンダース」というペンネームで「Poor Richard's Almanack(貧しいリチャードの暦)」という、天候や格言、詩、天文、占い(占星術)など様々な情報を散りばめたカレンダーを書いてベストセラーにしています。上の文は、その中の格言の一つです。

上の文、certain は「確かな、確実な」なので、nothing is certain but ・・・で「確かなものは何もない、ただし・・・」となり、文全体では 確かなものは何もないが、death と tax は例外だ、となります。

さてさて、そんなこんなで今年も余すところあと1日となりました。今年初めにこのブログを書き始めてから約1年、いろいろな方に力を頂き、本当に感謝です。m(_ _)m
別に狙ったわけではないのですが、今回がちょうど 50 回目の記事で、キリも良いです。1年は52週なので、このブログはだいたい1週間に1回更新していることになりますね。当初は「毎月5回の書き込み」(=1年間で60記事)という目標があったのでちょっと目標を下回ってますが、何はともあれ1年間続いたのはこのブログに足を運んでくださる方のおかげかと。
皆さんにとって来年が良い年でありますように。

【上の文の日本語訳】

「この世で確かなものは何もない。死と税金を除けば。」


この文もユーモアたっぷりですが、ほかには、「3人で秘密を守ることは可能だ。もし、そのうち2人が死んでいれば」というのもありますね・・・。


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nothing in between 【最古の写真】 [フレーズ]

【最古の写真】

"We have a photo album of the universe ... but it's missing pages -- as though you had pictures of a child as an infant and then as a teenager, with nothing in between."

宇宙の創生期、ビッグバンの後40万年~9億年の間は「暗黒時代(Dark Age)」と呼ばれていて、まだ直接的な観測(天体望遠鏡を使った観測)ができず、理論的な研究にとどまっているそうです。このような状態を、途中が抜けた子供の成長アルバムに例えたのが上の文です(暗黒時代については、すばる望遠鏡のこのサイトに詳しく載っています)。

nothing in between」は「間に何もない」という意味で、「彼は世の中は白か黒、その間はないと思ってる(He sees things as black or white, with nothing in between.)」といった使い方もします。

ちなみに、これまでで最も古い天体の写真は、ビッグバンの8億年後、今から約129億年前の写真で、これもすばる望遠鏡のサイトで見ることができますが(写真はこちら)、カリフォルニア工科大学のRichard Ellis 博士を中心としたチームが、132億年前のものではないかと思われる天体を写真に収めているそうです。検証作業などで確認されれば、これが最古の風景(?)を写した写真ということになります。なんだかロマンを感じますね。

【語注】
miss ~が欠けている as though まるで~のように(=as if)
infant 乳児

【上の文の日本語訳】

「宇宙のフォトアルバムはページが抜けている。例えて言えば、子供の赤ん坊の頃の写真とティーンエージャーになってからの写真はあるのに、その間がないような感じだ。」


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show off 【恋は静かに】 [フレーズ]

【恋は静かに】

"I want to just keep it quiet and enjoy my own life. I don't want to show off."

また久しぶりの更新です。忙しいからしょうがないですねぇ。
さて、上の文は女優のチャン・ツィイーのインタビューからです・・・といっても僕はこの人の事はよく知らないんですが。今調べてみたら、花王のアジエンスのCMの人なんですね。映画では、観たことがあるのは『Hero』ぐらいでしょうか。『SAYURI』はちょっと観てみたいです。いつも貸し出し中でなかなか観れませんが。

これは、「恋は?」という質問への答えの中の一節で、「show off」は「見せびらかす、誇示する」という意味です。そんなに難しい表現ではないんですが、こういう「柔らかい」表現は躍動感がありますね。

【上の文の日本語訳】

「恋はおおっぴらにせずにプライベートを楽しみたいの。見せびらかしたりしたくないわ」


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by fiat 【Let It Beは名曲だ】 [フレーズ]

【Let It Beは名曲だ】

"King Gyanendra [of Nepal] . . .reinstate[d] his parliament only after his people rose up to protest his rule by fiat."

by fiat」は、「命令により、厳命により」という意味で、強権的、専制的なイメージのある句です。ちなみに、この「fiat」はラテン語で「let it be」(「あるがままに」)または「let it be done」(「そのようにせよ」)という意味です。

余談ですが、私は、「let it be」といえばビートルズの名曲中の名曲 Let It Be を思い浮かべてしまいます。この「let it be」というフレーズ、「なるようになるさ」とか「ほおっておく」いう意味ももちろんあるのですが、この曲中では、宗教的というか、少なくともかなり真剣な意味で使われています(曲調も教会音楽風だし)。

詳しくは他の誰かの web ページに譲りますが(この広いネット世界、誰かが書いてるはずです・・・よね?)、歌詞の流れを眺めていくと、「困難に直面し、絶望に沈んでいるときに聖母マリアが現れ、救いの言葉をささやいてくれた」「世界中の傷ついた心を持つ人々が分かり合えれば、答えは見つかるだろう」「離れ離れになった人達もいつか再会するチャンスはある」・・・という感じで、「救い」がテーマになっています。
ですので、Let It Be は、本来の意味である「神の御心のままに」、思いっきり意訳するなら、「神よ、お導きください」という感じではないでしょうか。(または、「人事を尽くして天命を待つ」、とか? 聖母マリアが登場するあたりが、ちょっと「ゆだねる」系の匂いを感じます)

・・・ネパールの国王とまったく無関係な書き込みになってしまいました(笑)

【語注】
reinstate 回復させる、復活させる
parliament 国会
rule (ここでは)支配

【上の文の日本語訳】

「ネパールのギャネンドラ国王は、国民が国王の専制支配に抗議するために立ち上がった後で、ようやく国会を復活させた」


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assertive role 【安倍政権の外交政策】 [フレーズ]

【安倍政権の外交政策】

"[Chief Cabinet Secretary] Abe is an unabashed conservative, eager to strengthen the U.S. alliance and promote a more assertive role for Japan abroad."

この文は、次期総理の座がほぼ確実な安倍官房長官の外交政策についての記述です。

僕が持っている研究社のリーダーズ英和辞典には、assertiveの意味として「断定的な、独断的な」というネガティブな意味しか載っていませんが、「堂々と意見を述べる」といったポジティブな使い方も多くします。

雰囲気的には、むしろ「堂々と」という方がポイントで、Google で「define:assertive」と検索すると、「linked to self-esteem (自尊心、自負と関連する)」という記述も見つかります。

ちょっと余談ですが、洋の東西を問わず、メディアには「流行語」があります。たとえば、日本であれば小泉首相の手法を表す「劇場型」とか、アメリカであれば、古くはクリントン大統領のモニカ・ルインスキ・スキャンダルのときの「inappropriate(不適切な)」、最近ではイラク戦争の泥沼化を示す「quagmire(泥沼・・・そのまんまですね)」とか。
この「assertive」、最近、日本の外交政策を表すのに使われているのを時々見るので、もしかしたらこれから流行るのかもしれません。

【語注】
unabashed 恥ずかしがらない、平気な
conservative 保守主義者、保守派
alliance 同盟

【上の文の日本語訳】

「安倍官房長官は毅然とした保守主義者であり、日米同盟を強化し、国際政治において日本がより積極的な役割を果たすことを目指している」
「保守派を自認している」とか、「自他共に認める保守派」の方がいいかな?


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take better care of 【ひとひねりで差が付く】 [フレーズ]

【ひとひねりで差が付く】

"'The invasion of the jellyfish is a message telling us that we have to take better care of the sea.'"

「take care of」は中学校で習いますが、take good care of や、その変化形の take better care of は習いませんよね。

take care of はもちろん「世話をする」ですが、good がつくと「よく世話をする、大事にする」、good がさらに better になると、「より一層大事にする、もっとよく面倒をみる」となります。

以前、to mixed avail というのを書きましたが、こういう、辞書どおりでない、ちょっとひねった表現を見ると「この表現、使いたい!」と思ってしまいます。

この文は、スペインの海岸でクラゲが大量発生している、という記事から取りました。日本でも去年エチゼンクラゲが大量発生しましたが、記事によるとスペインのほかに、フランスやイタリアでもクラゲが押し寄せているそうで、地球温暖化などが原因ではないかと言われています。
そろそろブッシュさんも、地球温暖化は火急の問題だ、って理解してくれましたかね?

【上の文の日本語訳】

「『クラゲの侵略は、海をもっと大事にしなければならないというメッセージだ』」


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once and for all 【けりを入れる…もとい、けりをつける】 [フレーズ]

【けりを入れる…もとい、けりをつける】

"[L]et's dispense with a few other stubborn, definitional problems once and for all."

once and for all は、「今回限り、これを最後に」という意味。once で all ってことは、一度ですべて、二度目はない、っていうことですね。
上の文は、太陽系の惑星の定義をどうするか国際天文学連合がもめていた頃の Time 誌のコラムから取りました。
「Get Pluto out of Here!(冥王星を追い出せ!)」というコラムなんですが、これがなかなか面白くて、「この機会に、ほかにも定義をキチンとしとこうじゃないか」と呼びかけているのが上の文です。同コラムでは、「ヨーロッパは大陸じゃない」とか、「『Y』は母音じゃない」とか、「ジョージ・W・ブッシュは43代大統領じゃない」(天皇の重祚のように、大統領経験者が4年のブランクの後にもう一度大統領に就任したケースがあるため、ブッシュ大統領は実は42代目だ、だそうです)とか、ユーモアたっぷりに書いてあります。

余談ですが、「けりをつける」という表現は、和歌や俳句が「けり」で終わることが多いところから来ているそうですが、百人一首を見てみると、「けり」やその変化形である「けれ」「ける」で終わっている歌は15首あり、次点の「かな」12首を抑えて見事トップでした。
余談ついでにさらに余談ですが、百人一首で「けり」で終わっている歌の一つに、

逢いみての のちの心に比ぶれば 昔は物を 思わざりけり

というのがあります。この「昔」という語、以前は、「相手に会った後が『』で、会う前が『』だなんて、オーバーだけどすごくインパクトがあっていいなぁ。そういう恋もあるよね、うん、うん」と思ってました(笑)
ですが、調べてみると昔の「昔」は(あぁ、ややこしい・・・)「そんなに遠くない過去のこと」も表してたらしいんですね。つまり、この「昔」はそんなに大袈裟な意味ではなく、単に before we met each other という意味だったんです。若き日の勘違いのヒトコマなりけり。

【語注】
dispense with ~ ~なしですませる
stubborn 頑固な
definitional 定義に関する

【上の文の日本語訳】

「この他の、定義に関するやっかいな問題も、ここらですっぱり解決しておこうじゃないか」
ちょっと意訳ですが。


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Rorschach test【人は自分の見たいものを見る】 [フレーズ]

【人は自分の見たいものを見る】

"When it comes to politics, World Trade Center is the cinematic equivalent of a Rorschach test. People will see in it what they want to see. "

Rorschach test は、日本語では「ロールシャッハ・テスト」。別名、inkblot test (inkblot は「インクの染み」)とも言い、被験者に上のような図を見せて、何に見えるかを答えてもらう、という心理テストです。臨床現場でも広く利用されているそうで、後で触れる記事によると刑事裁判でも活用されているようです(アメリカだけ?)。
このロールシャッハ・テスト、インクの染み自体には意味はなく、被験者の気持ち次第で色々なものに見えることから、受け止める側の立場や考え方によってどのような見方もできるものRorschach test に例えることがあります。

上の文は、9/11同時多発テロ事件を扱ったオリバー・ストーン監督の映画、『World Trade Center』の紹介文です。「この映画は、ロールシャッハ・テストのように、見る人によってどのようにでも解釈できる」というのが主旨です。

映画『World Trade Center』のオフィシャルサイトはこちら・・・といってもまだ寂しいようですが

ちなみに、このロールシャッハ・テスト、最近その有効性に疑問の声も上がっているようです。詳しくは、ボストン・グローブ紙のこの記事あたりに書いてありますが、要は、「基準が曖昧」ということらしいです。
そのような批判が当たっているかどうかは知りませんが、いずれにしても「People will see in it what they want to see」、「人は自分の見たいものを見る」というのは、(ロールシャッハ・テストに限らず)人間のサガのような気もします。

【語注】
When it comes to ~ ~に関しては
cinematic 映画の
equivalent  同等のもの、相当するもの

【上の文の日本語訳】

「政治的な面に関して言えば、『World Trade Center』はロールシャッハ・テスト的な映画である。すなわち、この映画は、見る人の考え方の違いによって様々な受け止め方ができるだろう」


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sound judgment 【音にならないサウンド】 [フレーズ]

【音にならないサウンド】

"Surveys reveal that Americans want their President to have it all – integrity, sound judgment in times of crisis, compassion, vision, experience, and political effectiveness."

上の文は、アメリカ人を対象に「アメリカ大統領に必要なものは?」と尋ねた世論調査を一言でまとめたものです。「have it all」(「すべてを欲する」「すべて望みどおりにする」)という表現も言い得て妙ですが、ここでは「sound judgment」について。

sound judgment」の「sound」は、「音」ではなく、「健全な、信頼に足る」という意味で、「safe and sound」で「無事に」という表現もあります。

しかし、こんな資質を持った政治家だったら、ずっと国のトップでいて欲しいですね・・・いや、こういう政治家だったら、権力にしがみつかないかもしれませんね。

【語注】
survey 調査、世論調査 reveal 明らかにする
integrity  誠実さ、高潔 compassion 同情、思いやり

【上の文の日本語訳】

「世論調査によると、アメリカ人が大統領に望む資質は、『すべて』である。すなわち、高潔であり、難局に際して適切な判断を下すことができ、思いやりがある。また、ビジョンを持ち、経験豊富な上、政治家として有能であって欲しい、と。」


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match-fixing scandal 【八百屋の長兵衛さんが語源だそうです】 [フレーズ]

【八百屋の長兵衛さんが語源だそうです】

"Serie A sides Juventus, Lazio and Fiorentina have been demoted to the second division for their involvement in Italy's match-fixing scandal."

BBCのWeb サイトからです。イタリアのサッカーリーグセリエAのチームが、八百長に関わったということでセリエBに降格になった事件についてです(その後処分は変更)。
match fixing」の「match」は「試合」、「fix」は「(買収などの)不正を行う」という意味があります。で、「scandal」、「疑惑」とくっつけて「八百長疑惑」となります。
ちなみに、「八百長」の語源は、八百屋の長兵衛さんが碁の試合でわざと負けていたからだそうです。
なお、「Serie A sides」の「side」は「スポーツチーム」、「demote」は「promote(昇進、昇格)」の反対で「降格」です。

【語注】
second division 2部 involvement 関与

【上の文の日本語訳】

「イタリアセリエAのチーム、ユベントス、ラツィオ、フィオレンティナが、八百長疑惑に関わったとして2部へ降格となった。」


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