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indifferent 【いい意味の無関心】 [単語]

【いい意味の無関心】

"We are location indifferent, we are language indifferent, and we are platform indifferent."

さて、最近「コンサートに行ってきました!」系ばかり書いていましたが、久しぶりに「いつか使いたい英語フレーズ」らしい書き込みをしようかと思います。

上の文は、ハインツ(ケチャップで有名な企業)の元社長で、アンソニー・オライリーさんという人のセリフです。この人、なかなかすごい人らしく、ハインツ社のウェブサイトには「1984年度始めから1993年度まで配当を再投資した株主は・・・年率にして20.6%の利益を獲得したのです」とあります。私には「配当を再投資」あたりは何のことかよくわかりませんが、まぁ、とにかく年率20%の利益というのはすごいですね。
で、上の文は、そのオライリーさんが、「昨日これこれこういう企業を買収した」という話をした後、「どんな基準で選択しているんですか?」と聞かれたときの答えです。
indifferent」は「無関心な、無頓着な」という意味で、オライリーさんは、「場所も言語も主義も関係ない」という風に答えています(platform は、ここではコンピュータのプラットフォームではなく、「主義」という意味です)。ちなみに、この後、「大事なのはマーケットだ」という言葉が続きます。さすが偉大な経営者。

無関心」や「気にしない」というとネガティブなイメージが付きまといますが、「どうでもいいことは気にしない」という心の持ちようは、人生の達人への必須アイテムのような気がします。

【上の文の日本語訳】

「私たちには場所も関係ないし、言語も関係ないし、主義も関係ない。」


しかし、So-net のこの重さ、何とかなりませんかね・・・


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daredevilish 【そういう映画もありましたが】 [単語]

【そういう映画もありましたが】

"People who knew Raul at the time ... speak of him as hotheaded and daredevilish."

また久しぶりの更新になってしまいました。多忙ですねぇ。
さて、『デアデビル』という映画がありましたが(観たような気がするんですが、内容はあまり覚えてません)、「daredevil」は「向こう見ず、命知らず」、「daredevilish」はその形容詞形ですね。

この文は、キューバの国家元首フィデル・カストロ(写真左)の弟のラウル(写真右)という人についての記事からです。ラウルさん、病気療養中の兄にかわって、現在キューバの舵取りをまかされているそうで、「Raul who?」ということで一時期ラウルさんについての記事をいくつか見かけました。

ところでこの記事に書いてあったんですが、キューバではヒゲをなでる真似をするだけで、フィデル・カストロのことを表すそうです。日本でいうと、「コマネチっ!」ってやるとビートたけしを表す、そんな感じですかねぇ?(いや、全然違うと思います・・・)

【語注】
hotheaded 短気

【上の文の日本語訳】

「当時のラウルを知る人達によれば、ラウルは短気で向こう見ずだったという」


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no-nonsense 【「ナンセンスじゃない」というよりは】 [単語]

【「ナンセンスじゃない」というよりは】

"[Israel's air force chief Halutz is] a no-nonsense fighter pilot who had been a favorite of ... former Prime Minister Ariel Sharon."

今やってる仕事がなかなか忙しくて(そして難しくて)、ついつい更新がおろそかになってますねぇ。8月は更新2回だけ・・・。
さて、no-nonsense 。よく見ますね。
「ナンセンスでない」というよりは、「ナンセンスを許さない」、「生真面目な」という意味です。
人の性格を表すときは、「生真面目な」ですが、「実際的な、実用的な」という意味もあります。これもよく見ますね。「no-nonsense guide」とか。

あと、上の文中の「favorite」もさらっと使いたい表現です。この「favorite」は名詞で、「お気に入り」という意味です。

【語注】
air force 空軍
fighter 戦闘機(戦う人、ではない)

【上の文の日本語訳】

「イスラエル空軍の Halutz 司令官は生真面目な戦闘機のパイロットで、前首相の Ariel Sharon のお気に入りだった」


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yclept [単語]

【こんな単語見たことない】

"John Lennon, Paul McCartney, George Harrison and Ringo Starr--yclept the Beatles"

狙ったわけではありませんが、前々回に続きビートルズがらみの例文です。
上に「こんな単語見たことない」と書きましたが、恥ずかしながら、初めて見たとき「誤植?」って思ってしまいました。英単語っぽくなかったので。僕もまだまだです。
yclept」(最初の「y」は「イ」と発音)は、clepe「呼ぶ」という古語の過去分詞形で、「~と呼ばれる」という意味です(called と同じ)。
この単語、元々古語なので、もしかしたら僕はもう二度と見かけることはないかもしれません。この例自体も、古い記事(1964年の Time 誌)の再録で見かけました。
「いつか使いたい英語フレーズ」の主旨からは外れますが、この単語との「出会い」にちょっと驚いたので、ここに記録しておこうと思った次第です。

【上の例の日本語訳】

「ビートルズと呼ばれる、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター」


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installment [単語]

【僕はダンブルドアが好きです】

"[The Dignity of a State] trails only the latest Harry Potter installment."

上の文だけでは何のことやら分かりませんが、その前の文で The Dignity of a State(「国家の品格」 )が200万部を超える大ヒットになっている、と書いてあります。
installment」は(ここでは)「(連載物の)1回」という意味です。「latest Harry Potter installment」で「ハリー・ポッターの最新刊」という意味になります。
installment」には、ほかに「分割払いの1回分」という意味もあります。(「何回かのうちの1回」という意味で)上記「「(連載物の)1回」と同じイメージです。
ハリー・ポッターはあと1巻で完結ですね。6巻ではあんなことやこんなことがありましたが、7巻ではきっとあの人はあんなことをしてああなるんだろうなぁ・・・などと色々と考えています。あと1冊でハリー・ポッター・シリーズも終わりかと思うと寂しいですね。

【語注】
trail 後に続く

【上の文の日本語訳】

「『国家の品格』よりも上位にあるのは、ハリー・ポッターの最新刊だけである」


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sellout [単語]

【裏切り者?真実を知る唯一の者?】

"For centuries, Chiristian tradition has painted Judas Iscariot as the ultimate sellout, who gave up Jesus up for 30 pieces of silver."

上の文は『ユダの福音書』に関する文です。sellout は「裏切り者」という俗語です。
1970年代に発見された古文書が、『ユダの福音書』と呼ばれる初期キリスト教文書(聖書外典)であることが最近判明しました。この文書は、現存する唯一の写本だそうです。
この『ユダの福音書』には、ユダがイエスを「裏切った」のは、実はイエス自身の指示であった、と書かれているそうです。
事の真偽はともかく、『ダ・ヴィンチ・コード』以来、キリスト教に対する関心が高まっているようですが、『ユダの福音書』も新たな一石を投じる発見のように思われます。
(私はあまりキリスト教に詳しくありませんが、「罪のないイエスが身代わりとなって死ぬことで人類の罪をあがなってくれた」というのがキリスト教の教義のポイントなのであれば、イエスが処刑されるように仕向けたユダは最大の功労者と考えることも可能だという気もします。)

【語注】
Judas Iscariot イスカリオテのユダ ultimate 究極の

【上の文の日本語訳】

「キリスト教の伝統では何世紀もの間、銀貨30枚でイエスを売ったイスカリオテのユダは、究極の裏切り者とされてきた。」

ちなみに、『ユダの福音書』の「発見」に関する経緯は、ナショナルジオグラフィックスのサイトに詳しくのっています(記事へのリンク)。


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unravel [単語]

【ガンの黒幕】

"Studies of [the cancer stem cell] are helping scientists unravel some of cancer's deepest secrets."

unravel」は「(糸を)ときほぐす、ほつれをなおす、(問題などを)解明する」という意味です。謎が氷解していくときによく使われる単語です。
この文の元記事によると、ガン細胞には大別して2種類あり、一つはひたすら分裂を繰り返す細胞、もう一つは全ガン細胞中わずか3~5%しか占めていない cancer stem cell (ガン幹細胞)と呼ばれる細胞で、あまり分裂はしないかわりにしつこく生き続け、ガンの再発と転移を引き起こすそうです。黒幕を倒さなければ根本的な解決は望めない、ということで、cancer stem cell の研究・対策が進みつつあるそうです。
いわば、cancer stem cell はテロリスト養成施設みたいなもので、養成施設から送り出されたテロリスト(=ガン細胞)に対処することも大事だが、大元の養成所を押さえ込まなければ根本的な解決にならない、ということでしょうか。

【上の文の日本語訳】

「ガン幹細胞の研究は、ガンの最も重要な秘密のいくつかを解明する手がかりとなりつつある」


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trumpet [単語]

【「トランペット」っていう動詞があるって知ってました?】

"Restraint of curiosity is not a virtue much trumpeted in the West today."

trumpet」は楽器のトランペットですが、上記の文のように、「吹聴する、言いふらす、喧伝する」という動詞としても使われます。

余談ですが、Queen の「Was It All Worth It?」という曲に「blew my own trumpet
」という歌詞が出てきますが、「blow one's own trumpet」で「自慢する、自分を宣伝する」という意味があります。

上記の文は、小説/映画『ダヴィンチコード』に出てくる保守的なカトリック団体、Opus Dei についての Time 誌の特集記事から取りました。興味のある向きは Time 誌のサイト(ここをクリック)で読めますのでどうぞ。

【語注】
restraint 抑制 curiosity 好奇心 virtue 美徳

【上の文の日本語訳】

「好奇心の抑制は、今日の西洋世界で大いに喧伝されている美徳というわけではない」


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wrought [単語]

【やや古風に】

"'Edit this page.' Just three little words, but what a miracle they have wrought."

久しぶりの更新です。やはり仕事が忙しいとなかなか更新できませんね。
wrought」は work の古い過去形・過去分詞形です。この文では、work a miracle奇跡を行う、もたらす)という表現の一部としてwroughtが使われています。

上記の文は、Wikipedia の生みの親の Jimmy Wales という人についての記事から引用しました。
この記事(Time誌の「今、最も影響力がある100人」)では Wikipedia がどのように生まれたかが記されています。それによると、Wales さんが「インターネット時代にふさわしい(=無料、最新、誰でも利用できる)百科事典を作ろう」と思い立ったのがきっかけで、ただ、当初は他の百科事典編纂と同じ、「専門家に記事を書いてもらう」というやり方を採っていたため、プロジェクトは遅々として進まなかったそうです。そこで、誰でも自由に記述・編集ができる方式に変えたところその効果は絶大で(Time誌の表現を借りると「The effect was explosive」)、現在のような素晴らしいオンライン百科事典が生まれることになった、とのことです。

それにしても、百科事典としての素晴らしさもさることながら、「衆知を集める」ことの偉大さを体現しているという点はまさに「インターネット時代にふさわしい」ですね。
そしてもう一点。一部の不心得者がヘンな記事を投稿することもあるらしいのですが、他の善良な利用者によってWikipedia はすぐに修復されるそうです。人間もなかなか捨てたもんじゃないみたいです。

【上の文の日本語訳】

「『このページを編集してください』。この短い一言がこんな奇跡を生むとは。」


tellingly [単語]

【堀江前社長に関する記事より~2】

"[Horie] founded a website design consultancy with just $52,000, which he tellingly called Livin' on the Edge."

また副詞です。この単語、見かけるたびに「何かピッタリくる訳はないかなぁ?」といつも考えるんですが、なかなか上手い訳が見つかりません。
tellと関連していて、「多くを明らかにしているのだが、雄弁に語っているが」といった意味です。
ちなみに、「most tellingly」という形で使うことも多く、この場合は「この事実は、図4に最も顕著に表れている」みたいな使い方をします。

【語注】
found 設立する
consultancy コンサルタント業
live on the edge ギリギリの生活をする

【上の文の日本語訳】

「ホリエはわずか52,000ドルでホームページ作成に関するコンサルタント会社を設立し、まさにぴったりという感じでLivin' on the Edge(「ギリギリの生活」の意)と名付けた。」


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