periodic table【そのままか!と言いたくなるとき】 [遭遇率☆]
【そのままか!と言いたくなるとき】
「英語と日本語は違う」とよく言われます。別の言語なので違って当然なんですが、語順も違うし、文構造も違う。もちろん、単語も違う。やっかいなことに、一見英語に見えて実は英語では通じない言葉もあったり。例えば、コンセントは英語では「アウトレット(outlet)」だし、車のハンドルは「ステアリングホイール(steering wheel、英語の発音は「スティアリング」ですが)」ですし。
そんな感じで違って当たり前な日本語と英語なので、逆に「あっ、同じだ!」と嬉しくなるときがあります。もともとが英語からの輸入語だったり、偶然の一致だったり、理由は様々だと思いますが、今回はそんな表現を。
"118: Atomic number of the newest element on the periodic table."
period は「期間」ですが、理化学では「周期」という意味があります。table は(ここでは「テーブル」ではなく)「表」なので、くっつけて「周期表」。中学とか高校でやった、「すいへいりーべ・・・」ですね。
上の文では「atomic number(原子番号)」もそのまま、という感じですが、個人的に「そのままグランプリ」上位に挙げたいのが「heavenly body」。heaven が天、body が体なので、「天体」となります。
【語注】 |
element (ここでは「要素」ではなく)元素 |
【上の文の日本語訳】
「118:最も新しい元素の、周期表での原子番号。」
ちなみに、この原子番号118の元素は、アメリカとロシアの科学者が加速器で合成したそうですが、名前(仮称)を「ウンウンオクチウム」というそうです。思わず笑ってしまいそうですが、「ウン」はun、「1」という意味で(uniformとかゲームのunoのunですね)、「オクチウム」の「オクト(oct)」は8(タコのoctopusのoct)で、くっつけると「1-1-8」。なるほど。